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【アメリカワイン】【赤ワイン】シャレーン トンドレ H ブロック 2016[フルボディー]

■タイプ 赤 ■ボディー 重 ■産地 カリフォルニア サンタ・ルチア・ハイラインズ トンドレ(Hブロック) (USA) ■ぶどう品種 ピノ・ノワール 100% ■生産者 シャレーン・ワイナリー ■熟成・醸造 100%フレンチ・オーク熟成 40%の新樽を使用し約16ヶ月熟成 ■アルコール度数 15.1% 2016年ヴィンテージのコメント (2018年11月26日試飲) フランボワーズ、アメリカンチェリーなどを思わせる果実香、カラメル香、ヴァニラ香、ナッティーな風味、木質香、燻し香、鉱物を感じるミネラルなどが香ります。

口の中にジャミーでチャーミングな果実味が素直に心地よく広がります。

アルコールはやや強めに感じますが、あくまでも繊細なイメージで、程よい酸とミネラルを感じ、透明感があり力強さも備え、骨格のしっかりした味わいです。

タンニンは強めですが荒々しいところはなく、あくまでもシルキーで柔らかい印象です。

余韻は長く、果実の優しい旨味が後味にいつまでも残る印象です。

ジャミーで優し果実味が素直ストレートに広がる単純に美味しいピノ・ノワールです。

ブルゴーニュとは一線を画すワイン単体で飲んで美味しく楽しめる一本です。

膨らみがありふくよかですが、あくまでも繊細で余韻の長い至高のワインに充分値するピノ・ノワールと言えます。

麦ちゃん評価 4.55点  ※麦ちゃん評価とは?シャレーン トンドレ H ブロック シャレーン・ワイナリー タンタラの創始者ビル・ケイツの娘、ハリウッド女優シャレーン・ケイツが父の遺志を継いでタンタラの原点回帰を目指す!あのタンタラを超越するかもしれない可能性を感じる見事なピノ・ノワールとシャルドネ! ブルゴーニュとは一線を画すワイン単体で飲んで美味しく楽しめる一本です。

膨らみがありふくよかですが、あくまでも繊細で余韻の長い至高のワインに充分値するピノ・ノワールと言えます。

麦ちゃん評価:4.55点 シャレーン・ワイナリー Challen Winery カリフォルニア、サンタ・バーバラにあるシャレーン・ワイナリー。

オーナーは、ハリウッド女優のシャレーン・ケイツですが、彼女の父は、タンタラの創設者であるビル・ケイツです。

ビル・ケイツはタンタラを退いた後、コンサルティング・ワインメーカーとしてシャレーン・ワイナリーに携わっています。

しかし、残念ながら2018年3月にビル・ケイツは、この世を去り、彼の遺志を継いでシャレーン・ワイナリーはタンタラの原点回帰を目指すこととなったのです。

中心となるワインは、シングル・ヴィンヤードのピノ・ノワールとシャルドネです。

その基準はフランス・ブルゴーニュのグラン・クリュ(特級)にあり、サンタ・バーバラの著名なシングルヴィンヤードのテロワールを最大限反映するワイン造りが行われています。

タンタラからシャレーンへ タンタラは1997年ビル・ゲイツによってカリフォルニアのセントラルコースト、サンタ・バーバラに設立されたワイナリーです。

設立当初から傑出したピノ・ノワールとシャルドネを造り出し、初リリースのピノ・ノワールが全てパーカーポイント90点台半ばの高得点を叩き出し、最上ワインである“エヴリン”に至っては、ほぼ100点満点に近い評価を受けています。

その後も、素晴らしい評価を得てきたタンタラですが、数年前にビル・ケイツが、高齢を理由にタンタラから退く事となりました。

そして彼が退いた後のタンタラはあるヨーロッパのワイナリーが株主となり運営を続けてきました。

ビル・ケイツはタンタラでのワイン造りに関わることは退きましたが、実の娘のシャレーンがオーナーを務めるシャレーン・ワイナリーでのコンサルティング・ワインメーカーは続けていました。

そして紆余曲折はありましたが、タンタラのフラッグシップワインである“トンドレ・H・ブロック”と“エヴリン”の権利、すなわちブドウの供給先がシャレーン・ワイナリーに移ることが決定しました。

トンドレ・H・ブロックは、ラ・ターシュ・クローンであるピゾーニ・クローン100%で造られる、まさにタンタラを代表するフラッグシップワインです。

そして、エヴリンに至っては、世界三大ピノ・ノワールとまで謳われた、タンタラの創設者であるビルの祖母の名を冠したタンタラの最上級ワイン。

元々ビルが造り上げた2つの上級ワインが、自身がコンサルティング・ワインメーカーを務めるシャレーン・ワイナリーに移る形になったのです。

ビルがタンタラで造り上げた代表的なワインが、自信がコンサルティング・ワインメーカーを務めるワイナリーへ戻ってくることとなりました。

まさに 『原点回帰』です。

そしてビルと共にタンタラの味わいやスタイルを造り上げ、頑なにその意思を守り続けてきたCOOのアーニー・ヴァンデクリフトを始めとするスタッフ達は、元タンタラを離れ新たなタンタラの歴史をシャレーン・ワイナリーで築き上げていく事を決意したのです。

こうして、ブドウの供給、醸造スタッフ、ワインメイク、そしてワインの実質的なラインナップは、タンタラからシャレーンへ引き継がれました。

シャレーン・ワイナリーで実質的にワイン造りを行っているのはケヴィン・ローです。

ケヴィンは、長年ビル・ゲイツと共にワイン造りを行っており、まさに彼の意思をダイレクトに引き継ぐワインメーカーと言えるでしょう。

そして、実はこのケヴィン・ローは、かつてタンタラでワインメーカーを務めたアリキ・ヒルの師匠でもあったのです。

残念ながらビル・ゲイツは2018年3月に帰らぬ人となりましたが、彼の遺志はタンタラからシャレーンへと引き継がれたのです。

2018年 10月15日 東京にてシャレーン・ワイナリーのCOOのヴァンデ・クリフト氏と打ち合わせ

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